● ● ●
今から118年前の1905年、その頃経済恐慌で人心の荒れすさんでいたアメリカ社会、特にシカゴの状態を憂えた、青年弁護士ポールP・ハリスが、奉仕の精神によって人の和をはかることこそ、よりよい社会をつくりだす道であると考え、3人の友人と語らって、2月23日、第1回の会合を開いたのが(シカゴ)ロータリークラブの誕生であります。
ロータリーとは、会員が持ち回りで順番に、集会を各自の事務所でひらいたことから名付けられました。この理想は着実に成長し、今では、200以上の国および地域にひろめられ、クラブ数36,947会員総数1,192,270人(2023年 3月 15日RI公式発表)に達しています。これらクラブをメンバーとして国際ロータリーが構成されています。
わが国のロータリークラブは1920年(大正9年)10月20日、当時三井銀行の重役であった米山梅吉氏が、初めて東京にこれを創立し、翌10年4月1日、世界で855番目のクラブとして加盟承認されました。この後太平洋戦争の結果、一時国際ロータリーから脱退するのやむなきに至ったこともありましたが、その間もよくロータリーの精神を堅持して会合につとめ、その真髄と組織を維持し、戦後国際ロータリーに復帰するや、日本におけるロータリーの拡大発展は目覚しいものがあります。ロータリー財団への貢献も抜群で、今や国際ロータリーにおける日本の地位は不動のものになりました。
現在では北は北海道、南は沖縄まで、クラブ数2,215、会員数84,388人(2023年2月末現在)となっています。なおすべての都市、すべての町にその理想の翼を広げる努力をつづけております。会員は地域内の理想にもえる堅実な実業家、専門職業人の中から定款により選び、週1回のクラブ例会出席によって、各種職域人の交友を通じて地域社会へより多くの奉仕の機会を得ようとはかっております。
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。
(付記)「ロータリーの目的」の四つの項目は、等しく重要な意味を持ち、また同時に行動を起こさなければならないものであるということで、RI理事会の意見が一致した。(ロータリー章典26.020)
私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むため に、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています(ロータリー章典26.010.5.)
言動はこれらに照らしてから
1. 真実かどうか
2. みんなに公平か
3. 好意と友情を深めるか?
4. みんなのためになるかどうか?
Of the things we think, say or do
Is it the TRUTH?
Is it FAIR to all concerned?
Will it build GOODWILL and BETTER FRIENDSHIPS?
Will it be BENEFICIAL to all concerned?
ROTARY INTERNATIONAL STRATEGIC PLAN
ミッションステートメント
国際ロータリーは、他者に奉仕し、高潔さを促進し、事業と専門職務および地域社会の リーダーの間の親睦を通じて世界理解、親善、平和を推進する(ロータリー章典26.010.1.)
中核的価値観
国際ロータリーの戦略計画の一環として、奉仕(Service)、親睦(Fellowship)、多様性 (Diversity)、高潔性(Integrity)、リーダーシップ(Leadership)という中核的価値観 を採択した(ロータリー章典26.010.2.)
戦略的優先項目
・より大きなインパクトをもたらす ・参加者の基盤を広げる ・参加者の積極的なかかわりを促す ・適応力を高める (ロータリー章典26.010.3.)
RI理事会の業績目標と年間の戦略的一致
理事会は現RI会長と協力し、RI戦略計画および会長の目標とビジョンに沿ったRI理 事会の業績目標を定めるものとする。事務総長は、毎年理事会の定例会合で検討するため、 目標の設定と報告の機構を支援するものとする(ロータリー章典26.010.4.)
THE ROTARY FOUNDATION MISSION STATEMENT
国際ロータリーのロータリー財団の使命は、ロータリアンが、健康状態を改善し、教育への支 援を高め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすること である(ロータリー財団章典10.020.)
Copyright © Toyota East Rotary Club All rights reserved.