● ● ●
今から120年前の1905年、その頃経済恐慌で人心の荒れすさんでいたアメリカ社会、特にシカゴの状態を憂えた、青年弁護士ポールP・ハリスが、奉仕の精神によって人の和をはかることこそ、よりよい社会をつくりだす道であると考え、3人の友人と語らって、2月23日、第1回の会合を開いたのが(シカゴ)ロータリークラブの誕生であります。
ロータリーとは、会員が持ち回りで順番に、集会を各自の事務所でひらいたことから名付けられました。この理想は着実に成長し、今では、200以上の国および地域にひろめられ、クラブ数36,512会員総数1,162,954人(2025年 3月 18日RI公式発表)に達しています。これらクラブをメンバーとして国際ロータリーが構成されています。
わが国のロータリークラブは1920年(大正9年)10月20日、当時三井銀行の重役であった米山梅吉氏が、初めて東京にこれを創立し、翌10年4月1日、世界で855番目のクラブとして加盟承認されました。この後太平洋戦争の結果、一時国際ロータリーから脱退するのやむなきに至ったこともありましたが、その間もよくロータリーの精神を堅持して会合につとめ、その真髄と組織を維持し、戦後国際ロータリーに復帰するや、日本におけるロータリーの拡大発展は目覚しいものがあります。ロータリー財団への貢献も抜群で、今や国際ロータリーにおける日本の地位は不動のものになりました。
現在では北は北海道、南は沖縄まで、クラブ数2,192、会員数83,598人(2025年2月末現在)となっています。なおすべての都市、すべての町にその理想の翼を広げる努力をつづけております。会員は地域内の理想にもえる堅実な実業家、専門職業人の中から定款により選び、週1回のクラブ例会出席によって、各種職域人の交友を通じて地域社会へより多くの奉仕の機会を得ようとはかっております。
OBJECT OF ROTARY
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。 具体的には、次の各項を奨励することにある:
第1 知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること;
第2 職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること;
第3 ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること;
第4 奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。(RI定款第3条、標準ロータリークラブ定款第5条)
言動はこれらに照らしてから
1. 真実かどうか
2. みんなに公平か
3. 好意と友情を深めるか?
4. みんなのためになるかどうか?
Of the things we think, say or do
Is it the TRUTH?
Is it FAIR to all concerned?
Will it build GOODWILL and BETTER FRIENDSHIPS?
Will it be BENEFICIAL to all concerned?
私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています。
優先事項1 より大きなインパクトをもたらす
・ポリオを根絶し、残された遺産を活用する
・ロータリーのプログラムおよびロータリーが提供する体験に焦点を当てる
・活動成果を挙げ、それを測る能力を高める
優先事項2 参加者の基盤を広げる
・会員基盤と参加者の基盤を広げ、多様化する
・ロータリー参加の新しい道筋を創り出す
・ロータリーの開放性とアピール力を高める
・インパクトとブランドに対する認知を築く
優先事項3 参加者の積極的なかかわりを促す
・クラブが会員の積極的参加を促せるよう支援する
・価値を提供するため、参加者中心のアプローチを開発する
・個人的/職業的なつながりを築く新たな機会を提供する
・リーダーシップ育成およびスキル研修の機会を提供する
優先事項4 適応力を高める
・研究と革新、およびリスクをいとわない文化を築く
・ガバナンス、構造、プロセスを合理化する
・意思決定におけるより多様な視点を助長するために、ガバナンスを見直す
多様性 Diversity
ロータリーは、年齢、民族、人種、肌の色、能力、宗教、社会経済的地位、文化、性別、性的指向、性自認への言及にかかわらず、あらゆる背景、経験、アイデンティティをもつ人を歓迎します。
公平さ Equity
ロータリーでは、すべての参加者を公平に扱い、公平にチャンスを与えることに努めています。参加者が快く、しかも十分に力を発揮できるよう、それぞれの人に必要なサポート、機会、リソースは何
かをよく考えることが重要です。
公平さを重んじることで、すべての参加者を尊重する環境をつくりだすことができます。
インクルージョン Inclusion
ロータリーは、すべての人が歓迎され、尊重され、大切にされる環境をつくることに力を注いでいます。
インクルージョンを重んじることで、すべての人が貢献でき、その価値が認められる環境をつくることができます。
(My ROTARY ラーニングセンター「多様性・公平さ・開放性への取り組み」より抜粋)
THE ROTARY FOUNDATION MISSION STATEMENT
ロータリー財団は、ロータリー会員が、人びとの健康状態を改善し、質の高い教育を提供し、環境保護に取り組み、貧困をなくすことを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにする
Copyright © Toyota East Rotary Club All rights reserved.